武儀川と農業排水路(関市千疋)河川管理者と地元が協力して連続性を回復<概要>
取り組みの背景
岐阜県では、「清流の国ぎふ・水みちの連続性連携検討会」という、県の県土整備部河川課(河川管理者)、農政部農村振興課(水田関係)、農政部農地整備課(用排水路関係)、岐阜県水産研究所(水生生物)及び有識者からなる検討会を行っていて、川-農業排水路ー里山・水田までの連続性の再生に向けた取り組みについて、検討が進められています。素晴らしい取り組みですね!
その中で、取り組みのモデル地区が選定されており、その一つが、ここ、関市千疋地区です。
この地区には、長良川と武儀川に囲まれた地域に広い水田が広がっています。しかし、農業排水を川に流すために、堤防を貫いている樋管(ひかん)の前後に、それぞれ落差があり、河川と農業排水路の連続性が途切れています。
岐阜県水産研究所の研究成果より、この地点の連続性(水生生物の移動性)を回復することの効果は大きいことが見込まれています。
そこで、本年度中に、この2箇所の落差(河川側と農業排水路側)の落差について、水生生物の移動性を回復させるべく、工事を行うことを検討しています。
環境修復ワーキングも、この取り組みに参加します!
ついては、検討メンバーを大・大・大募集!
今回のプロジェクトでは、河川側の落差の改良を、河川管理者(岐阜県美濃土木事務所)が行う予定です。
私たち、環境修復ワーキンググループでは、河川管理者が行う工事と連動して、農業排水路側の落差に、簡易な魚道の設置を行います。
この検討にあたり、この落差にどのように簡易魚道を設置するかを一緒に考えてくれる方を、募集します。
現地の下見から作戦の立案までを、10月下旬に行いたいと思っています。
とりあえず現場を一度見てその日に作戦会議をし、後は適宜連絡をとりあいながら、検討を進めていきたいと考えています。
スケジュール(予定)
10月中旬:有志の検討メンバー募集 (16日(金)までに、m-haradaアットマークgreen.gifu-u.ac.jp までご連絡を。)
10月下旬:現地検討(半日程度)→作戦会議(岐阜大学)→工法及び簡易な施工計画の提案
11月上旬:水みちの連続性検討会議、美濃土木事務所と相談して、工法等を決定。
来年1月か2月:現場作業を、環境修復ワーキングの現地検討会として開催。みんなで完成させます。
来年度:岐阜県水産研究所による効果のモニタリング、環境修復ワーキングでもモニタリングしていきます。
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